ポケモントレーナーの誤謬
皆さんおはこんばんちは!
皆さんはよく誤りを犯すでしょうか?
僕はよく犯します。中学生の頃、間違って駅の女子トイレに入ってしまったことは今でも鮮明に覚えております。
でもまぁ、人間は誰しも過ちを犯すもの。
ポケモントレーナーだって例外ではありません。
そこで今回は、ポケモントレーナーが犯しがちな過ち(誤謬)を紹介したいと思います。
なお、参考にした文献はこちらです。
・ギャンブラーの誤謬
もしかしたら皆さんの中にこの単語を聞いたことがある人もいるかもしれません。
結構有名な概念ですからね。
その内容はこんな感じ↓。
例えば今、コイントスで四回連続で表が出たとしましょう。その次に出るのは果たしてどっちだ? 表か、それとも裏か?
当然、次に裏が出る確率は50%。前4回のコイントスと次のコイントスは独立した事象なので当然でしょう。
しかしこの時、人間は「さすがに五回連続で表が出ることはないやろ~。そろそろ裏が出るわ」と思いがちだそうです。確かにそうですね。僕もそう思います。
この誤りがギャンブラーの誤謬と呼ばれています。
これをポケモンに例えるとこんな感じでしょうか。
「は? つのドリル二連外しとか運負けだわ。次はさすがに当たるだろ」
「はぁ? 三連外しとか聞いたことねぇわ。次で当たんなきゃしばく」
「はぁぁ? 四連外し? なんだこのクソゲー成仏しろや。次絶対当てろ」
「はぁぁぁ? 五連外し? もう次は絶対に当たるだろ。当たんなきゃ売り飛ばす」
「もしもし、ゲオですか?」
それまでどれだけつのドリルを外していたとしても、次に当たる確率は30%です。しかし人間は、「これだけ当たんなかったんだから次は絶対当たるだろ」と考えてしまいがちなんですね。
しかし、これの何がいけないのか。
やはり、冷静な判断力が失われてしまうことでしょう。
例えば、つのドリルを当てれば勝てる確率が30%で、ポケモンを交代することで勝てる確率が50%だったとしましょう。
冷静に考えれば交代したほうが良いんですが、「次こそは絶対に当たる」という誤謬が邪魔をして交代という選択肢を消してしまうんですね。これはよくない。
・熱い手の誤謬
さて次に紹介するのは熱い手(ホットハンド)の誤謬というものです。
元々はスポーツの世界で使われていた概念のようですが、ポケモンにも当てはめられるかもということで紹介します。
内容はこんな感じ↓(上記論文から引用)
「偶然によって成功が連続した際に「波に乗っている(hot hand)」という錯覚を起こし、更なる成功の継続を予感するもの」
ポケモンで例えると要はこういうことですな。
「つのドリル一発当て? 今日は運がいいな」
「技も急所に当たった! 今日は乗ってるぞ」
「相手のDダウン? 今日は本当についてるな」
「よーしここまでついてるならここでぜったいれいど当てられるだろ!」
「なんで当たんねーんだよ糞が!!!!!!!!!」
これもギャンブラーの誤謬と同じ理由でポケモン対戦では邪魔になりますねー。
冷静な判断の妨げになりますから。
・まとめ
実は、ギャンブラーの誤謬を抱きやすい人ほど熱い手の誤謬を抱きやすいことが研究によりわかっているらしいです。
心当たりのある方は気をつけてくださいね。
それでは。