ポケモンさいころじー

ポケモン対戦に使えそうな心理学を発信中

負け続けて辛いときは壁にとまったハエになれ!

皆さんおはこんばんちわ。

 

今日は『マシュマロ・テスト 成功する子・しない子』を取り上げます。

 

最後までよろしくどうぞ。

 

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マシュマロテストって?

 

ポケモンとは関係ないんですが、このマシュマロテストは有名かつ面白いので、皆さんに紹介します。

 

このテストは子供たちの自制心をはかるテストでして、具体的には以下のような方法を採用しています。

 

1.マシュマロ(報酬ならなんでもOK)を一つ提示する。

2.ただちに一つ食べるか、20分後に二つ食べるか決めさせる。

 

いやはや、残酷な実験ですね。

 

当然子供たちはいろいろな反応を見せます。すぐに食べちゃう子もいれば、我慢して20分過ごす子も。

 

んで、驚くべきことにですね、このマシュマロテストで待てる子と待てない子とでは、将来にわたって大きな違いが出たんですよ。

 

どんな違いが?

 

・青少年期における違い

 

一つをすぐに食べちゃった子に比べ、20分我慢できた子は、

 

誘惑に負けずに自力本願だよ!

ストレスに遭遇してもあんまり取り乱したりしないよ!

先のことを考えて行動するよ!

勉強もできるよ!

 

・成人期における違い

 

一つをすぐに食べちゃった子に比べ、20分我慢できた子は、

 

長期的目標の達成が得意だよ!

危険な薬物は使わず、肥満指数も低いよ!

対人関係が得意だよ!

 

という傾向がみられたそうです。いやはや、いいことづくめですね。

 

もっとも、僕が子供だったらまず間違いなく一つ食べる方を選んじゃうと思うので、気が滅入るばかりです(笑)

 

壁にとまるハエから見る

 

さてここからが今日の本題です。

 

ポケモンをやっていると、どうしても腹が立つことがあったりしますよね。二連急所とか、つのドリルヒットとか。そういった場合は、どうやら壁にとまったハエの視点から物事を見るとよさそうです。

 

ここで一つの実験を紹介しましょう。

 

「抑えがたい怒りや敵意」を抱いたことのある学生を対象にした実験です。その「怒りや敵意」を抱いた体験を、「自分の視点」から見るグループと、「壁にとまったハエ」から見るグループの二つにわけました。

 

結果はどうなったか。「ハエ」のグループは、自身の体験を再評価し始めました。体験に新しい解釈が与えられ、怒りや敵意がおさまったのです。

 

これはおそらく、傍観者の立場から物事を見ているから。自分の視点ではなくハエの視点から見ることで、うまいこと相対化することができたんですね。

 

いいアンガーマネジメントとして使えそうですね。

 

皆さんも、これからはイライラしたら壁を殴るのではなく、「ハエ」の立場になってみることをおすすめします(笑)