そのストレス解消法は間違っている?
皆さんおはこんばんちわ。
今日も今日とて、『スタンフォードの自分を変える教室 』を扱っていきます。
テーマはストレス解消です。よろしくどうぞ。
煙草の警告表示が喫煙を促進する?
人間はストレスを感じると、何とかして気晴らしをしようとします。僕もそうです。僕の場合はネットサーフィンを何時間もしてしまい、後で後悔したりします。
これは喫煙者にとっても同じこと。最近の煙草には「喫煙はあなたの健康に悪影響を与え~」みたいなことが書いてありますよね。
あれ、一見すると煙草を吸うのをやめさせるのに効果的かと思うんですが、どうやら現実は反対のようです。どういうことかというと……
1.喫煙者が「煙草は害!」という表示を見る。
2.その表示を見たせいでストレスがたまる。
3.気晴らしのために煙草が吸いたくなる。
4.煙草を買っちゃう。
というような事態が起きるのだそう。なんで、警告表示は喫煙の抑止に向いているかどうか疑問ですね。
そもそもなんで気晴らしを求めるの?
ストレスを感じるとどうして気晴らしを求めるのか。それは、脳がレスキュー作戦を実行するからです。
脳は、落ち込んだ気分を改善するために、報酬を求める(要するに気晴らしをする)状態に切り替わるんですね。
なので僕たちは、報酬が期待できると脳が判断したものに手を出してしまうんです。
あまり効果のないストレス解消法
じゃあストレスにはどう対処したらいいの? やけ食いとかネットサーフィンとか?
いやいや、違うんです。それらはあまり効果がないということがアメリカ心理学会によって明らかにされています。
・ギャンブル
・煙草
・酒
・やけ食い
・テレビゲーム
・インターネット
・テレビ・映画の二時間以上の鑑賞
以上のストレス解消法は効果が低いとされています。へぇーって感じですね。まぁポケモンがなかなかストレス解消にならないことは、ポケ勢なら知っていることでしょうが(笑)
効果のあるストレス解消法
アメリカ心理学会は、効果のあるストレス解消法も発表しています。
それがこちら。
・エクササイズやスポーツをする
・礼拝に出席する
・読書や音楽を楽しむ
・家族や友達と過ごす
・マッサージを受ける
・外へ出て散歩する
・瞑想やヨガを行う
・クリエイティブな趣味の時間を過ごす
だそうです。一緒に過ごす友達をくれよ! って感じですが。
これらがなぜ効果的なのでしょう。その答えは脳にあります。
今あげた方法は、ドーパミンを放出するのではなくセロトニンやγアミノ酪酸など気分を高める脳内物質や、オキシトシンなどの気分をよくするホルモンを活性化させるんですね。
オキシトシンと言えば言わずと知れた幸せホルモンですね。ちなみに以前に紹介した「慈悲の瞑想」もオキシトシンと関係があるそうですよ。
まとめ
ポケモンをやっていると、どうしてもストレスがたまる瞬間があります(運負けとかね)。そんなときは、上にあげたストレス解消法を実行してみるのはいかがでしょうか。