ポケモンさいころじー

ポケモン対戦に使えそうな心理学を発信中

人は見たい情報しか見ない

皆さんおはこんばんちわ。

 

今日は『思考のトラップ 脳があなたをダマす48のやり方』を再び取り上げます。

 

最後までよろしくどうぞ!

 

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確証バイアス

 

まずは確証バイアスから。これは簡単に言ってしまえば、「人って自分の信念や思い込みを支持するデータを集めがちで、反論するデータを無視しやすいよね」ということです。

 

見たい情報しか見ないってわけですね。

 

この本ではアメリカ大統領選の際のことを取り上げています。

 

アマゾンの購買記録を調べたところ、オバマに好意的な本を買っている人は、元からオバマ支持者でした。その反対に、オバマに否定的な本を買う人は、オバマを支持しない人たちでした

 

自分の確証(オバマは良い! あるいはオバマは悪い! という信念)を強化してくれる本を選びがちというわけです。

 

またこんな研究もあります。

 

あるエッセイが自分の意見と近い場合、そうでない場合よりもエッセイを読む時間が36%長くなるそうです。

 

面白いと同時に少し怖いですね。僕たちもこのバイアスから逃れることはできません。

 

例えば「受けルは弱い」って思っていると、受けループの記事をあんまり見なくなりますからね(実体験)。気を付けなければ……。

 

PS. こういう話を読むと『姑獲鳥の夏』や『虐殺機関』を思い出しますね。

 

選択支持バイアス

 

次は選択肢時バイアスを。これは簡単に言ってしまえば、「自分が選んだことは最高だと思いがちなこと」です。

 

例えばスマホを選ぶとき、いろんな種類のスマホがあって迷いますよね。でも最終的には一つの選択肢を選ぶわけです。

 

そして選んだ後に振り返った際、自分の行動を正当化するために「良い選択だったな」と思いがちってことです。

 

小売業では結構常識なことらしいですね。

 

これをポケモンに敷衍するのは少し難しいかもしれませんが、強いて言うとなればポケモン育成に当てはまるんじゃないかと。

 

僕たちは手間暇かけて一匹のポケモンを自分で選んで厳選します。それだけコストをかけたんだから、自分の行動を正当化するために「こいつは強い!」!と思いがちになるかと思います。

 

しかしいつも強いポケモンを育成できるわけじゃありません。あんまり強くないポケモンを育成してしまうこともあります。そんなとき、自分の行動の正当化が勝利への道を邪魔するんじゃないかなと思いますね。

 

要するに、弱いポケモンを使い続けてしまう可能性があるというわけです。

 

これも身に覚えがあるので気を付けなければ。